9軸スコアリングの算出ロジック
最終更新: 2026-05-01
このページの目的
サバえらびの順位は、9 軸の重み付き合計(合計100点)で機械的に決定します。 手動加点・広告案件やキャンペーンを理由とした順位操作は一切行いません(料金透明性軸の中で「キャンペーン依存」を減点する仕組みは別物で、これは下記 3 章で公開しています)。 本ページでは各軸の計算式・データソース・既知バイアスを完全公開します。
1. 全体構造
各サービスのスコアは以下の式で算出されます。
totalScore = pricing + contract + performance + developer
+ usability + support + scaling + trust + peripherals
各軸は AXIS_WEIGHTS で定義された上限(合計100)に正規化される。
0 ≤ axisScore ≤ AXIS_WEIGHTS[axis]
実装: src/types/product.ts および src/data/products.ts の computeAxisScores() を参照。
2. 重み配分(合計100)
| 軸 | 重み | 主な評価項目 |
|---|---|---|
| B. 料金透明性 | 22 | 絶対価格 / 更新差分 / キャンペーン依存 / 初期費用 |
| C. 契約・解約 | 18 | 最低期間 / 解約金 / 返金保証 / 自動更新 / 解約手段 |
| A. 性能 | 15 | 推定収容PV / 実測ベンチ(Sprint 4 以降) |
| F. 開発者向け | 13 | SSH / Git deploy / Docker / root / cron / WAF / CDN / API |
| D. 使いやすさ | 12 | 管理画面UI / WordPress 自動化 / SSL / DB管理 |
| E. サポート/保証 | 10 | 対応窓口 / 対応時間 / 過去障害対応 / バックアップ |
| G. スケーリング | 5 | プラン変更容易性 / 転送量上限 / リージョン |
| H. 運営信頼性 | 3 | 上場有無 / 創業年数 |
| I. 周辺機能 | 2 | メール / DNS / ドメイン統合 |
重みは「副業エンジニア・個人開発者の意思決定で後悔しやすい順」に配分しています。料金透明性と契約条件で40%を占めるのは、これらが事後発覚しやすく金銭的影響が大きいためです。
3. 料金透明性スコア(22点)の内訳
ピアグループ(共有レンタルサーバー / VPS / クラウド)内で正規化したうえで、4 つの観点で加点します。
| 観点 | 満点 | 計算ルール |
|---|---|---|
| 絶対価格 | 9 | 9 × min(1, peerMin / ownBase)(ownBase = 0 の無料プラン等は満点 9 を付与)。ownBase は 12ヶ月 plan の regularMonthlyJpy → 12ヶ月非キャンペーン月額 → 1ヶ月非キャンペーン月額 → 非キャンペーン最安 → 全プラン最安 の順で採用 |
| 更新差分 | 7 | renewalMonthlyJpy が ownBase より 50% 超で 7×0.3、20% 超で 7×0.7、それ以外は満点 |
| キャンペーン依存 | 4 | 最安プランがキャンペーンで通常価格の1.5倍以上に跳ねる場合 −2点。キャンペーン終了が90日以内・既に終了済み・終了日不明のいずれも −1点 |
| 初期費用 | 2 | 無料=2、3,000円以下=1、それ以上=0 |
実装: computePricingScore() および scoreBaseMonthlyJpy()。
4. 契約スコア(18点)の減点ルール
100点満点から減点方式で算出した cancelScore(0–100)を、軸の上限 18 にスケーリングします。
| 条件 | 調整 |
|---|---|
| 最低契約期間 90日以上 | −30 |
| 最低契約期間 30〜89日 | −15 |
| 最低契約期間 1〜29日 | −5 |
| 自動更新あり | −10 |
| 返金保証 30日以上 | +10 |
| 返金保証 14〜29日 | +5 |
| 解約手段が電話のみ | −15 |
| 解約手段がメールのみ | −10 |
| 前払い・返金不可(cancelPolicy=prepaid-nonrefundable) | −25 |
| 解約金あり(cancelPolicy=fee) | −15 |
| 残期間請求型(cancelPolicy=remaining) | −10 |
| 途中解約不可 | −20 |
解約ポリシー系の3行(前払い・返金不可 / 解約金あり / 残期間請求型)は同事象を多重カウントしないよう、prepaid-nonrefundable > fee > remaining の優先順でいずれか一段だけ適用します。最終的に contractAxis = 18 × clamp(cancelScore, 0, 100) / 100。実装: computeCancelScore()。
5. 性能スコア(15点)と未実測補正
性能はカテゴリ内(共有/VPS/クラウド)で正規化したうえで、未実測の場合は中心値に圧縮します。
perfRatio = min(1, ownPv / categoryMaxPv)
// 自前ベンチマーク済み (benchMeasured=true)
perfScore = 15 × perfRatio
// 未実測 (benchMeasured=false): 0.25–0.75 のレンジに圧縮
perfScore = 15 × (perfRatio × 0.5 + 0.25)
理由: 推定値だけで満点や 0 を出すと意思決定の精度を超えた印象を与えるため、未実測時は中心値(7.5 / 15)付近に集約します。Sprint 4 以降で Lighthouse + 月次計測を入れ次第、各サービスの benchMeasured=true に切り替えます。
6. その他の軸(簡易計算)
| 軸 | 計算ルール |
|---|---|
| F. 開発者向け(13) | 13 × (該当する機能数 / 8)。SSH / Git deploy / Docker / root / cron / WAF / CDN / API の有無を bool で集計 |
| D. 使いやすさ(12) | 12 × usabilityScore / 100。usabilityScore は公式LP・解説記事ベースの 0–100 評価 |
| E. サポート/保証(10) | 窓口数(40%) + 対応時間(40%) + サポート評価(20%) + 24h チケット bonus(+5%) |
| G. スケーリング(5) | プラン変更容易性(60%) + リージョン数 / 3(40%) |
| H. 運営信頼性(3) | 上場有無(0.6 / 0.3) + 創業年数 / 20(最大 0.4) |
| I. 周辺機能(2) | 2 × (該当数 / 3)。メール / DNS / ドメイン統合 |
7. 既知のバイアスと限界
- 障害履歴は順位に反映していません。 公式 statuspage の公開件数は「公開が丁寧な会社ほど件数が多く見える」逆相関構造があり、現状は 障害履歴ページ での収集カバレッジ表示にとどめ、運営信頼性軸(H)への直接スコア反映は保留しています。
- 海外事業者は為替遅延があります。 月額表記は取得日時点の円換算で、変動は次回月次更新で反映されます。短期の急変動には追従しません。
- 推定収容PVは実測ではありません。 公式仕様(CPU / メモリ / I/O)からの推定値で、実トラフィックの再現性は限定的です。Sprint 4 以降の自前ベンチで置き換えます。
- 使いやすさは未実機検証分を含みます。 スクリーンショット付きの実体験記事は今後追加予定です。
8. 算出ロジックの再現性
本ページの計算式は、ビルド時にサイト本体で動いている TypeScript 関数と完全に一致します。
各サービスの 詳細ページ では、AxisScoreList コンポーネントが各軸のスコア・重み・算出根拠を表示します。
9軸診断 ページでは、ユーザーが重みを調整したうえで再計算した順位を確認できます(ratio × 調整後重みの単純乗算で再現可能)。